●「きょうと府民だより」は、毎月1日に発行しています。
●府内在住の視覚障害の方を対象に点字版、文字拡大版、テープ版、デイジー版も発行しています。ご希望の方はご連絡ください。
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きょうと府民だより2024年3月号(すべて)
子育てにやさしい社会は、全ての人にとって暮らしやすい社会。そうした考えのもと、府では令和元(2019)年9月に「子育て環境日本一推進戦略」を策定し、さまざまな取り組みを進めてきました。しかし、コロナ禍を経て、子どもや子育て世代を巡る環境は大きく変化。さらに、原油価格・物価高騰により経済・雇用情勢が悪化し、厳しさを増しており、今こそ「子育て環境日本一」の実現に向けた取り組みを進化させていかなければなりません。
このため、令和5(2023)年12月に「京都府子育て環境日本一推進戦略」を4年ぶりに改定いたします。新しい戦略では、4つの重点戦略と20の重点プロジェクトを掲げており、令和6(2024)年4月から実行に移していきます。
地域に子どもや子育て世代、若者が集まることで、にぎわいや活力が生まれます。先人たちが培ってきた文化や産業などを発展させ、未来へとつなぐことができます。
京都の強みである「人と地域の絆」を活かしながら「子育て環境日本一」の京都の実現に向け、挑戦してまいります。
特集2 令和6年4月1日から「合理的配慮の提供」が事業者の義務になります
障害者差別解消法・府条例※が変わります!
※京都府障害のある人もない人も共に安心していきいきと暮らしやすい社会づくり条例
障害のある人もない人も、互いにその人らしさを認め合いながら、共に生きる社会を実現することを目指す「障害者差別解消法」が改正され、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。
障害者差別解消法とは?
■どんな法律?
「障害者差別解消法」は、行政機関や事業者などに対して、障害のある人への不当な差別的取り扱いを禁止し、障害のある人から申し出があった場合に「合理的配慮の提供」を求めることなどを通じて「共生社会」の実現を目指しています。
令和3年の改正により、事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化され、令和6年4月1日から施行されます。
■「合理的配慮の提供」とは?
行政機関や事業者などに、障害のある人から、社会の中にあるバリア(障壁)を取り除くために何らかの対応を求められたときに、負担が過重でない範囲で対応を行うことをいいます。
point! 「建設的対話」を通じて相互理解を深め、共に対応案を検討していくことが重要です
現場訪問 地球温暖化防止活動に取り組む皆さんや地域活性化に取り組む皆さんと「行き活きトーク」
西脇知事が府内の皆さんと語り合い、頂いたご意見を府政に活かす「行き活きトーク」。1月16日には、環境問題に取り組む京都府地球温暖化防止活動推進員や、環境関連団体などの方々と、地球温暖化防止に向けた取り組みや今後の課題について意見交換を行いました。
また、同29日には、宇治田原町で茶業の振興に取り組む方々や、自然豊かな地域に魅力を感じて移住した方々と、地域活性化の取り組みや、地域課題解決のアイデアについて語り合いました。
雄大な自然や温泉、歴史探訪に個性豊かなグルメの数々。福島県には楽しみがいっぱい!訪れてよし、取り寄せてよし。そんな福島県の魅力を、ぜひ体験してみてください。
■福島県産品のお取り寄せはこちら
■福島の旅と味についてのお問い合わせ
ネットの危険から子どもを守ろう
「ペアレンタルコントロール」をしましょう!
インターネットは、便利な反面、利用方法を誤ると犯罪実行者募集情報(闇バイトなどの情報)や違法薬物情報に触れたり、児童ポルノ事犯などの犯罪やトラブルに巻き込まれる恐れがあります。このようなネットトラブルから子どもを守るためには、各家庭で「ペアレンタルコントロール」を行うことが大切です。
子どもの安全のために、保護者がインターネット環境を整えることをいいます
フィルタリングの設定
有害情報へのアクセスを制限するサービスを、携帯電話回線、無線LAN、アプリで設定しましょう。
家庭でのルールづくり
「利用する場所や時間帯を決める」など、子どもの学齢に見合ったルールを作りましょう。
・使用する場所は?
・使用する時間帯は?
・課金やダウンロードは?
・SNSの利用方法は?
少年の悩みや非行・犯罪被害などに関する相談は、
ヤングテレホン TEL 075-551-7500(24時間受付)
きょうと府民だより2024年2月号(すべて)
2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されて10年がたちました。多彩な恵みをもたらす自然を敬ってきた日本人の精神を体現しながら、「うま味」を要に料理を構成することで、おいしさとヘルシーさを兼ね備える和食は、世界から大きな注目を集めています。
食料事情が大きく変わる今、あらためて和食の魅力を知り、私たちの身近な食を見直してみませんか。
気候変動問題の国際的な枠組みである「パリ協定」が定めた、世界の平均気温上昇に関する目標を実現するため、京都府では温室効果ガスの排出量を、「2050年度に実質ゼロ」にすることを目指しています。実現のためには、各家庭での省エネの取り組みが不可欠です。地球温暖化を防ぐため、府民の皆さん一人ひとりのご協力をお願いします。
西脇知事が府内の皆さんと語り合い、頂いたご意見を府政に活かす「行き活きトーク」。12月2日には、「京都とっておきの芸術祭」の表彰式に臨んだ後、知事賞を受賞された皆さんや審査員の方と共に、作品に対する思いや障害のある方の芸術活動について語り合いました。
丹後
海の京都・丹後では、寒ブリ、サワラ、牡蠣(かき)などが旬を迎えています。これらの食材を使った料理が楽しめる、冬期「海の京都 旬の食材フェア」を開催中です。この地でのこの時期にしか味わうことのできない、丹後の旬の食をお楽しみください。
日時 〜2月29日(木曜日)
場所 海の京都エリア(丹後・中丹)の飲食店など24店舗
常設展「海国・丹後を巡る—丹後の歴史と文化—」では丹後地域の縄文時代から近代までの歴史資料を展示し、企画展も2月25日(日曜日)まで開催中。今後、リニューアルオープンに向けての改修工事のため、一時休館となります、ぜひともこの機会に、丹後郷土資料館へお越しください。
中丹
3月下旬から4月中旬にかけて、綾部市と福井県の境にある水源の里・老富(おいとみ)地区で、ミツマタの群生が見られます。和紙の原料としても知られるミツマタの黄色く可憐な花々が一面に咲き、幻想的な光景が広がります。春の写真映えスポットに、ぜひお越しください。
移住 移住者によるトーク&交流会「京都北部(中丹地域)移住セミナー」を開催
ゲストが移住体験談を語るセミナーや、参加者との交流会を開催。福地山や舞鶴、綾部にゆかりのある人や地方移住に興味がある人はぜひご参加ください。
日時 2月21日(水曜日)18時〜19時
場所 京都信用金庫QUESTIONビル4階「Community Steps」(中京区)
南丹
食・観光 「森の京都プチマルシェ2024」を開催
素材にこだわった京都丹波の特産品を販売するほか、木製ガチャ抽選会など、お楽しみがいっぱい!京都駅前地下街ポルタへ、ぜひお立ち寄りください。
日時 3月7日(木曜日)、8日(金曜日)11時〜19時
場所 京都駅前地下街ポルタ(下京区)
災害時に逃げ遅れをなくすため、どのように避難するかを決めておく「タイムライン」の作成手順を掲載したパンフレットを発行しました。管内の各戸に配布するほか、Webでも閲覧できます。ぜひ各ご家庭でご活用ください。
山城
観光 京都やましろを見て知って楽しんで!〜大学生が魅力発信!〜
京都の大学生が、山城地域の文化・産業・食などを取材・体験し、Instagramで情報発信しています。お茶席体験をはじめ、組紐や陶芸体験、地域の食を味わえる「食の京都TABLE」など、山城を楽しめるスポットやアクティビティをたくさん紹介しています。
「そのメール本物ですか?」
2月1日〜3月18日はサイバーセキュリティ月間
きょうと府民だより2024年1月号(すべて)
活力にあふれ誇りの持てる京都づくりへ
京都府知事 西脇隆俊
昨年を振り返りますと、まず新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に変更され、世の中が少しずつ日常を取り戻しました。長きにわたり感染防止対策にご協力いただいた府民の皆さま、そして、医療従事者をはじめ関係の皆さまに、心から感謝と敬意を表します。そして、明治以来中央省庁で初となる文化庁の京都移転が実現しました。千年にわたる歴史と文化が日々の生活に息づく京都で国と協力して新しい文化政策を創(つく)り上げることは、京都のみならず日本全体の地方創生推進に向けての大きな一歩であり、私たちは着実に新たな歴史の扉を開けつつあります。
「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」。これは、明治時代に活躍した啓蒙(けいもう)思想家・福沢諭吉の言葉です。目まぐるしく社会が変化を続ける現代において歩みを止めることは、後退するに等しいかもしれません。しかし、時代の変化を柔軟に受け容れながら、受け継がれてきた伝統に常に新しい息吹を吹き込む営みは、これまで京都が脈々と続けてきたことであり、これからも京都が担っていくことです。時には歩みを止めて振り返ることも必要ですが、社会が歴史的な転換点を迎えている中、小さな歩みを積み重ねて大きな前進につなげ、新しい価値を常に生み出し続け、活力にあふれ誇りの持てる京都づくりを進めてまいります。
来年には、いよいよ大阪・関西万博が開幕します。新名神高速道路も全線開通に向け、着実に整備が進められております。私たち京都が得意とする交流の力を発揮して、多くの人、企業、文化の「新しいつながり」を創り、伝統と革新を融合させながら、未来の京都を担う人や企業を育て、文化を創ってまいります。そして「文化の都・京都」を世界に発信しながら、世界の人たちを京都府全域でおもてなししたいと考えております。
今年は辰(たつ)年です。雲を払い、蒼天(そうてん)に向かって昇っていく龍のように、私たちに託された京都の未来に向けて、京都府総合計画に掲げた一つ一つのプロジェクトを大きく動かしてまいります。
今年一年の皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
昨年、京都府文化観光大使に就任され、自他共に認める“京都通”として知られる常磐貴子さんをゲストにお招きし、京都の暮らしに息づく文化やその魅力、日本文化の発信拠点としての在り方を展望します。
京都府立植物園は、1924年(大正13年)1月1日の開園から100年を迎えました。開園当初から広大な園内では春は180品種もの桜、夏は樹齢100年超のくすのき並木、秋は約1,000本の木々が色鮮やかな紅葉など、四季折々の美しい植物を圧倒的なスケールで楽しめます。また、熱帯から高山植物までそろう日本最大級の観覧温室や、春や秋に約320品種が花を咲かせるばら園など、多彩なエリアで植物を身近に観賞できるのも植物園の魅力です。
100年の時を積み重ねながらますます成長を続ける京都府立植物園に、これからもご期待ください。
現場訪問 京野菜に関わる方々や地域×学生でまちの活性化に取り組む方々と府内各地で「行き活きトーク」
西脇知事が府内の皆さんと語り合い、頂いたご意見を府政に活かす「行き活きトーク」。10月30日には、京野菜に関わる皆さんと京野菜の魅力や消費拡大に向けた課題について意見交換を行いました。また、11月3日には、連携して地域課題の解決に取り組む地域住民や学生の皆さんと、地域活性化に向けた取り組みなどについて語り合いました。